大阪大学 微生物病研究所 遺伝子生物学分野
       免疫学フロンティア研究センター 老化生物学(兼任)
  教授

  🔗researchmap

  🔗原 英二研究室HP


幹細胞、細胞死、細胞老化の視点からの生体内微小環境ネットワーク解析

 近年、腸内細菌と細胞老化が発がんやがんの進展に深く関与していることが明らかになりつつある。そこで本研究では生体内で腸内細菌と細胞老化反応の解析を可能にする遺伝子改変マウスを作製して膵がんを中心とした難治がんの発症モデルシステムの構築を行う。更にそのマウスを用いて難治がんの発生、進展における腸内細菌と細胞老化反応の生体内ネットワークの解明を行う。また得られた研究結果がヒトにも当てはまるかどうかを確認するために様々なヒトの生体資料を用いて検証し、ヒトの膵がんを中心とした難治がんの発生や進展における腸内細菌と細胞老化反応の関与を明らかにし、新たな治療コンセプトの探索を行うことを目指す。