東京大学 大学院薬学系研究科 細胞情報学教室
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幹細胞、細胞死、細胞老化の視点からの生体内微小環境ネットワーク解析

 分子生物学・細胞生物学的な視点から、難治性がんの発生から進行に至る自然史やがん微小環境ネットワークの理解を深めることを研究目標とする。これを通じて、難治性がんに対する新たながん治療コンセプトを創出し、新規がん診断法・治療法の開発へと繋げる。

 特に我々のグループでは、ハイコンテントイメージアナライザーを用いたゲノムワイドsiRNAスクリーニングや、共焦点顕微鏡を用いたライブセルイメージングなどの技術も活用して、がん微小環境で重要な働きを担う細胞老化、細胞競合、細胞死の3つの現象に着目した解析を進める。発がん超早期の未病段階から発生・進行に至る過程及びがんの根源となるがん幹細胞の形質を分子レベルで解明することにより、がん微小環境ネットワークの特性に注目した新たながん治療戦略の構築を目指す。